2008-01-09

Plaxo売却へ

Plaxoが事業売却先を探しているようです。

Plaxoはアドレス帳にある友人の更新情報を自動でアップデートしてくれて、Outlookやその他Webのスケジュール管理を一元管理できるサービスを提供しており、最近SNS事業を始めた企業です。
アドレス帳を自動更新してくれるサービスは、転職頻度が米国より低い日本人にとってはそんなにありがたいサービスには思えなかったりしますが、人間関係を蜜にする情報ハブサービスとして米国ではそれなりに需要があって、有力VCも注目している企業。

[資金調達]
Ser.A Nov '02 $3.8M Sequoia
Ser.B Jun '03 $8.5M Globespan
Ser.C Apr '04 $7.0M Cisco
Ser.D Feb '07 $9.0M Duff Ackerman & Goodrich
その他エンジェル投資家:Ram Shriram(GoogleのBoardメンバー)、Timothy Koogle(Yahooの前会長)

投資銀行のRevolution Partnersを雇って売却先を探しているようですが、$100Mの資金が必要となるそうです。
ちなみにMySpaceは$580MでNews Corporationに2005年7月に買収されています。正確にはMySpaceの親会社が買収されていて、MySpace自体の価値はWikipediaによると$327Mになるそうです。時期はずれますが、2006年8月にMySpaceの登録者数が100万人に達しているので、登録者数当たり*$3.27で買収されたことになります。
Plaxoの登録者数が15万人なので、MySpaceと同様に評価されると仮定した場合、Plaxoの企業価値は$49Mとなる。投資したVCの投資倍率も0.5倍前後(ラウンド別のValuationの違いを無視してVCの持分合計を仮に30-40%とした場合)となり、失敗案件となる可能性が濃厚か。

*SNSのような事業を登録者数単位で評価するべきかは分かりませんが、登録者数と広告収入はある程度はリンクしているという前提で考えてみました。

Plaxoは創業から6年経過していることに加えて有力VCが支援しているにも関わらず営業利益が赤字。Webビジネスで儲けるのはかなり厳しい時代なのかもしれません。

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