2007-11-24

鳥よし

中目黒の”鳥よし”に行ってきました。

この日は友人の結婚式に出席した後、仲の良い別の友人と中目黒に寄りました。店は、駅から5分くらいの距離にも関わらず、閑静な住宅街の一角にありました。カウンターのみで30席くらいでしょうか。いいお店は調理場に充分な広さが確保されているもの。鳥よしは、むしろ調理場の方が広いくらいです。
焼き鳥屋にしては上品な雰囲気のお店で、女性客も多かったように思います。デートで使ってもいいな、このお店は。21時過ぎの入店だったせいか、10分くらい待っただけすみました。

披露宴で一通り食事をしていたのでたくさんは食べられませんでしたが、かしら、皮、合鴨、つくね・・・と一通りいただきました。どれもジューシーでやわらかくおいしかったです。いろんなガイドブックで紹介されているだけのことはあります。ただ、ちょうちんが売り切れで食べられなかったのが残念。。次は必ず食べたい1品。

おいしい焼き鳥や巡りをしてみようかと思います。

2007-11-23

CANOVIANO(カノビアーノ)

”Ristorante CANOVIANO(カノビアーノ)”に行ってきました。

代官山にあるイタリアンの有名店です。前々から行きたいと思っていたお店の一つです。
オーナーシェフの植竹氏は、イタリアンにも関わらずニンニク、唐辛子、バター・生クリームなどの動物性油脂を一切使わない業界の中でも高く評価されている人物。 ニンニクと唐辛子だけのパスタがあるイタリアンで両方使わないというのは結構チャレンジだと思うし、ニンニク好きとしては物足りなさがあるのではという気がしていた。

この日は8,000円のコースをいただきました。”しま海老とカラスミのカッペリーニ”から始まって前菜3品、パスタ、ペッシェ、カルネ、ドルチェと続きます。
どれも素材の味を活かした皿となっていて、ワインがよく合いました。味付けも強すぎず、でもしっかり味が決まっていました。本来ならワインをほどほどにして、料理を堪能した方がいいのかもしれませんが、この日はお祝いの席であったこともあり、おいしいワインを数本飲みました。いいレストランは、ワインを自ら買い付けたり仕入れルートが特殊で、ワインショップでは見かけないワインを多数取り扱っていたりするもの。

通いたいお店のひとつになりました。

2007-11-04

万里の長城

この日は誰もが知っている”万里の長城”に行ってきました。もちろん世界遺産。
時間があれば、電車とバスを乗り継いで万里の長城に行きたかった所だが、今回はホテルに併設されていた旅行代理店でツアーを申し込みました。明十三稜と万里の長城を回って英語のガイドが付いて費用はRMB330。歩き方ではRMB600くらいだったから、ちょっと得した気分。
最大20人にツアーと聞かされていましたが、実際はドイツ人家族1組と自分を合わせた4人に中国人ガイドを加えた計5人でした。

ドイツ人家族は英語が話せたのでちょっとずつ和みながら、明十三稜を経て万里の長城を目指す。どうやらこの家族は上海に住む友達を訪ねるために中国旅行をしているようです。聞くと、毎年家族で2週間の海外旅行をしているとのこと。そんな休めてといいなーいうのと、娘が20歳を超えても家族旅行をしてる家族って素敵だなーというのが入り混じって、なんだか複雑な気分になりました。
万里の長城では、集合時間が指定されあとは自由行動です。といっても、どこまで上るかが自由なだけですが。歩き方によれば万里の長城には男坂と女坂があって、男坂の方が勾配が厳しいようです。自分が上るのがどっちだか分からないまま、万里の長城を上り始める。下の方では、観光客も多く、調子よく登ることができすが、だんだん道幅が狭く斜度がきついエリアに向かうことになります。

登り始めて2つ目の城楼を目指す道で一気に斜度があがる。最近の運動不足を後悔するがもう遅い、上るしかない。道幅が狭く、上る人と下る人がすれ違える程度になる。しかも斜度が厳しいから、ちょっと間違うと簡単に転落できる状況。下る人にぶつかられないよう気をつけながら、歩を進める。後で聞いたら、ドイツ人も同じことを感じていたみたい。
でも、3つ目の城楼を過ぎると脱落者が多くなるため、たまにしか人とすれ違わなくなる。6,000mある万里の長城だから、どこかで諦めて戻らないといけない訳で、歩けば歩きほど次の城楼が見えて来て(まあ、当然なんでしょうが。。)、どこまで行こうな考えながら更に歩く。
途中で小さな子供と出会ったのはびっくり。万里の長城に上ると健康の育つとかそんな迷信でもあるのかな。そうこうしているうちに山頂に近いと思われる城楼が3つ先に見えてきた。時間も考えてそこを最終到達地点を定め、黙々と歩く。ほとんど修行に近い。気温は低いのに汗だく。
ようやく目指した城楼に到着。見込んだ通りこの山ではもっと高い場所に位置する城楼だった。城楼の上で中国の山々の景色をしばし堪能。天気があまりよくなくて、遠く先まで見通すことが出来なかったのが残念だったが、霞んだ感じがいい趣でした。


あとで考えると、この霞んだ景色は大気汚染によるもの?という疑問が沸いてきます。北京市内では晴れた日(と思われる日)でも、20-30m離れたビルの上層階は同じように霞んで見えるし、ホテルの30階からの景気はいつも靄がかかったような景色だったことを考えると、もしかしたら万里の長城付近も大気汚染が進んでいるのかも知れません。自分の見た景色がそうでないことを祈りたい。

2007-11-03

北京の経済格差

年率11%のGDP成長率を誇る中国経済。
海岸部の富裕層と内陸部の貧困層、その間の存在する経済格差。
今回の訪問地は北京のみだったが、中心地と郊外で充分その格差を感じることが出来た。
若者に人気だという”前海と后海”に夜行ってみた。多くの観光客と呼び込みの店員。北京の若者に人気というよりも外国人観光客に人気という感じがする。メニューを見ても、ビール1本がRMB30で日本円に換算すると500円くらい。日本とそんなに変わらない水準である。平均給与$300と言われている中国人には高すぎるように思えた。もちろん、給与の地域差があって北京の場合もっと高いことが予想できるが、それにしても高いとその時は思った。
しかし、別の日にミーティングを終え、同僚と北京のビジネス街に近いレストランで夕食をした時には、一皿5,000円以上する魚料理を普通に注文している人達をたくさん見かけた。日本人の感覚でも高いと感じるものを友人との食事で注文できる人達がいる。自らのビジネスや給与で稼いだものではなく、過熱する株式投資や不動産投資で儲けたのかも知れないが、日本人と同等もしくはそれ以上の所得水準の人達が中国にはそれなりに存在しているようだ。

一方で、北京郊外に目をやると、まだまだ普通の民家が立ち並んでいる。子供が駆け出してきた店では、挽肉入りの10cmくらいのパイを売っていた。値段はRMB1(RMB1でも外国人プライスかもしれません)、もちろん食べてみました。うまかった! 
ここの夫婦が苦労して作ったパイ30個と前海で飲むビール1本の値段が同じというのは、なんだか忍びない気持ちになった。でも、夫婦とも笑顔でパイを作り続けてたし、近所の人達が10個単位で買っていくのを見て、なんだかほのぼのした気分になれた。ここの人達は貧困層といわれる人達よりも裕福なのかもしれない、北京中心地の中国人よりも摺れた感じがなく、生活をそれなりに楽しんでいるようにも思えた。

急速に経済発展を遂げているといってもそれは大都市の一部だけ。それ以外の地域では、まだ昔ながらの生活をしている雰囲気を感じられたでよかった。忙しい雰囲気を感じるのは、東京だけで充分。あまり人の通らない道端でフルーツを売っている、こんな街でのんびりしたいな。

北京散策

今回は、北京出張のついで北京市内と万里の長城を見てきました。
自由になる時間は、土日の1.5日だけ。いろいろ見るには結構ハードなスケジュールだ。まあ、航空券代を会社が負担してるだけに文句は言えないが。。
9時成田発のAir Chinaに乗って、12時前には北京に到着。普段の旅行ではあまり利用しないタクシーを使って、これまた普段の旅行では絶対に利用しない”ペニンシュラ北京”に向かう。
ホテルにチェックイン後、14時には北京散策開始。まずは、天安門広場を目指す。かつての中国の印象といえば、大量の自転車。急速に経済成長を果たしているせいか、自転車よりも車の数がすごい。天安門広場前も片側4車線の道路にぎっしりの車。その上に、人・人・人、そして人。やっぱり、中国の人口は半端じゃない。
天安門広場の広さにもびっくり。北京の中心地にあれだけの広さの広場を作ってしまうあたりは、さすが共産主義国。広場には公安職員もいて、彼らは長時間同じ場所で微動だにせず警備をする。いかに資本主義経済を取り入れ、民主化が進みつつあるといっても、共産国だなーって感じた瞬間だった。
その後天安門をくぐり、故宮博物院に向かう。北京市内で見るべきポイントの一つだ。時間は15:30。最終入場は16時だから余裕だと思って土産屋を覗いたり、ツアーの勧誘を受けながら故宮博物院の入口に向かう。そしてチケット売り場で言われたのは”入場は15:30まで”。なんと。。歩き方をよく読んでみると、冬(10/15以降)は16:30閉門、15:30最終入場と30分繰り上がると書いている。結構楽しみにしてただけに、ショックが大きかった。
入場できなかった故宮博物院を後にしてサンセットを見るべく景山公園に徒歩で向かう。
地図で見ると結構近く見えるが、広大な故宮博物院の周りをぐっと回るのでかなり遠い。しかも夕方の時間帯の北京は本当に寒い。
裏路地を見たり、食堂で遅いランチをしてたら、サンセットにはいい時間になってきて、空がだんだん赤みを帯びてきてきました。サンセットはどの国で見てもいいもの。最近日本では見てないなーって思ったりして。あっという間にサンセットが終わり、北京の夜がやってくる。