2007-07-22

Sevilla(セビーリャ)

グラナダからバスで3時間、スペイン第4の都市セビーリャに到着。
カテドラル、アルカサル、闘牛、フラメンコ、ヘレス(シェリー酒)とスペインを凝縮したような街です。
グラナダは、訪れたアンダルシア地方の都市の中で、最も好きな街です。グラナダほど観光地化が進んでなく、コルドバよりも近隣都市を含めて見所が多い街。マドリットやバルセロナのような大都市ではない現地の人との触れ合いがあって、どこか温かみを感じるられた街です。スペインの都市の中で、もう1度訪れたい街は?と聞かれたら、迷うことなくセビリアと答えると思います。

スペイン滞在最後のカテドラル、薄暗い聖堂内部はやはり荘厳な雰囲気に包まれていました。”構成の人々が我々を正気の沙汰ではないと思うほど巨大な聖堂”というコンセプトの元、100年の年月をかけて1519年に完成。その思いのままに広大な聖堂内に天井まで続く装飾は、全ての造りが繊細で、細部まで手を掛けた芸術品です。その広さは、スペイン最大、ヨーロッパの聖堂としては、ローマのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール寺院に次ぐ規模を誇る。セビーリャのカテドラルは、比較的観光客が少なくゆっくり見て回って、聖堂内部でのんびりできる場所でした。
隣に建つヒラルダの塔は、もともとモスクのミナレット(尖塔)として建てられ、16世紀に上部が加えられカテドラルの鐘楼となったイスラム建築とキリスト建築が見事に調和した塔。そこからの眺めは抜群で、セビーリャの街並みを一できます。

セビーリャは、かつての生活を感じられるサンタ・クルス街と市庁舎側の新市街が近くで融合した街です。ブランドショップやファーストフード店を含めた東京の日常生活でよく目にする光景が新市街で広がっている一方で、スペインの歴史と異国情緒を堪能できるサンタ・クルス街。食事をするにしても、カテドラル付近のバルにのんびり。早めの時間にバルに入ると店員さんと仲良くなれて、ヘレスの種類を教えてもらって、試飲までさせてもらったたりした。バルで出会ったちょっとだけ英語が話せる地元のお母さんと仲良くなって、お酒をおごってもらったりと。スペイン語は分からないけど、向こうが伝えようとしていることはよく分かる。観光名所を訪れるだけでは得られないたくさんの思い出をセビーリャの街でもらいました。

セビリアで宿泊したのは、”Hostal Goya”というガイドブックに掲載されていないオスタル。サンタ・クルス街にあってカテドラルまで徒歩5分の距離に位置するオスタルです。サンタ・クルス街に溶け込む外装ですが、内装は新築そのもの。部屋はやや狭いもののベットからシャワーまで本当に綺麗で、スペイン滞在中で最もコストパフォーマンスが高いオスタルでした。

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