世界最小の主権国家 ”ヴァティカン市国”へ行ってきました。
小学校の社会の授業で、世界一小さい国として勉強して以来、いつか見てみたいと思っていた場所。 小学生の頃は、ユーロという括りがなかった時代で、この国に入るのは、パスポートがいるのかなとか、国境ってどうなってるのだろうか、とか色々考えていた場所。
地下鉄を降りて人の流れに任せて歩いていたら、最初にヴァティカン博物館に到着。歩き方に書いてあったほどの行列は出来ていなくラッキーと思ってたら、館内はそうでもない。
この博物館はかなりの数の展示数を誇り、全部をしっかり見るには1日では全然足らないと思います。どれがどんな絵なのか各絵に簡単な説明がついているものの、全部を読んでいる余裕がなく、団体客のガイドさんが時間を掛けて説明している絵を一緒に説明を聞いて時間短縮。
"システィーナ礼拝堂"は、ミケランジェロの"最後の審判" が天井に描かれている場所。ここは法王の公的礼拝堂で法王選挙の会場でもあるらしい。壁面は旧約聖書から題材を取り、キリスト伝・モーゼ伝を主題とした絵が描かれている。実際入ってみると、この礼拝堂一杯に人が溢れていて、ゆっくり見ることは出来なかったのが残念。
サン・ピエトロ大聖堂の建築には、あのミケランジェロも関わっていたそうだ。1506年の着工して完成を見たのは1625年、ゆうに100年以上かかっているカトリックの総本山。中に入ると大量の人・人。。。外は快晴なのに中はじとっとしてる。構造上換気がうまくいかないのか、キャパシティーを超える人がいるためなのかは分からないが、汗がどんどん出てくる。
奥に進むと荘厳な光景が待っていた。天井の窓から聖堂内部に差し込む光が神秘的な雰囲気をかもし出す。この聖堂を独り占めできたら最高だと思わせる何かがそこにある。日本の寺はその静けさに穏やかな気持ちになるのに対して、カトリックの世界ではその荘厳さからくるなにか偉大さを感じて心洗われる気分になる。
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラをエレベータを使わず階段で上ってみました。
結構高い塔のため楽に上れるとは思ってなかったけど、やっぱりきつかった。たまにチャレンジ精神が旺盛になって挑戦したくなる。でも、がんばったからそこ屋上で待っていた絶景を楽しめるもの。サン・ピエトロ広場から続く一直線の道。この道は、和解を意味する”Via della Conciliazione”という名の道で、ムッソリーニ政府と法王丁間で締結されたラテラーノ条約で承認されたヴァティカンの独立を象徴するものらしい。 サン・ピエトロ広場には、広場を囲む半円形の回廊があり、ここには4列の円柱284本が並び、その上には140人の聖人像が飾られている。多すぎで自分の目で確認することは出来なかったが、本当に広大な広場に無数の円柱、そして聖人像、カトリックの総本山を彩る広場だけのことはある。
駆け足だったけど、多くのものを見て多くのことを感じされる場所でした。
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