ナポリと言うと、カプリ島青の洞窟、ポンペイ遺跡、美味しいPizza、スリ、治安最悪といった印象でしょうか。イタリアは南に行けば行くほど治安が悪くなると言われていて、プランニングの段階では訪れるかどうか迷っていました。しかし、ナポリ中央駅の構内には、複数の警察官が常に巡回しているし、街中でも危険を感じることはなかった。実際に行ってみたら普通の街で日本で言われている程ではないと思います。ただ、ナポリ駅に降り立って最初に感じたのは、同じイタリアでもローマやフィレンツェの人達とちょっと違うなということ。肌がやや浅黒くて、髪の色も黒に近く人種が違うのかなって思うくらい。
ナポリ中央駅からヴェスーヴィオ周遊鉄道に乗り換えて、世界遺産ポンペイ遺跡に向かう。紀元79年のヴェスーヴィオ火山の噴火で壊滅するまで栄えていたポンペイ遺跡は、本当に広大で全てを見尽くすのはかなりの時間と根気が必要。2,000年以上前の都市国家に足を踏み入れていると思うとなんだか神妙な心地になる。火山灰に埋まっていたためか当時の生活道具が残っている場所や壁に描かれた絵も見ることが出来る。
ナポリ駅に戻った後にどうしてもナポリ湾を見たくて、国立サン・マルティーノ美術館に隣接するサンテルモ城に行ってきました。サンテルモ城は高い台にあって、ナポリの街、ナポリ湾を一望することができるビューポイントです。 天気がよかったのでうっすらとカプリ島と思しき島を見ることが出来ました。
確かにこの景色は絶景です。ずっと先では水平線と空の境が同化しているように見えて、いつまで見てても飽きない景色。苦労してきたかいがありました。
サンテルモ城を後にして地下鉄に向かう際に、「お城はどっち?」と学生っぽいイタリア人にイタリア語で聞かれた時にはさすがに戸惑いました。どう見てもイタリア語が話せないアジア人にイタリア人がイタリア語で道を聞くなんて・・・。
そして18:10発のFS線に乗ってローマへ。車窓から見たナポリの街は少し田舎の雰囲気を感じさせるものだった。また訪れることが出来たら、次はもう少し長く滞在しよう。
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