最後の大会となった全日本柔道選手権は白熱した素晴らしい試合だったと思う。技に入った瞬間に一本と分かるかつての切れは失われていたのかもしれないが、最後まで一本を取る柔道を追い求める姿が印象的だった。
高井選手との試合で、試合時間20秒をきったタイミングで得意の内股をすかされ、そのまま押さえ込まれて一本負け。武道館の畳から降りる時の表情は、全てを出し切った感が出ていた。その時と似た表情を試合中もしていた瞬間があって、試合を楽しんでいることを感じられたし、文字通り柔道人生の集大成で優勝するかもしれないと思わせる試合だったと思う。
引退発表後のコメントを聞くと、柔道を通して人間が磨かれてきたことが分かる。
かっこよすぎる、井上康生。
かっこよすぎる、井上康生。
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