バルセロナの都市を離れてしばらくすると田園風景が広がる。その中にぽつんぽつんと小さな集落が見え始めて、飛行機から広範囲に見渡すと、大部分が田畑という中にその小さな集落が点々としていて、たまにその集落を嫌うように一軒家があったりする。
その風景を見ると、やっぱり人間は人と互いに肩を寄せ合って生きているんだなって思う。都市に近づくにつれて、その集落が大きくなって村のようになり、やがて街になる。街になると一軒家だけでなく、マンションのような高層建物が出始め、さらに進むと工場地帯のような生産拠点が出始める。最後のパリの都心に近づくとちょっとさっきまで見えていた田園風景が影を潜め、住宅だけに変わる。

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